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お腹周りの美化〜美ボディーをつくるトレーニング

 

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

🏋️お腹周りの美化🏃

日常的に運動していても、お腹周りがなかなか落ちないという方は多いのではないでしょうか。お腹周りは生活の中で意識して動かす機会が少ない部位ですが、やっぱり綺麗に腹筋を作りたいと思う方は多いはず。今回は、お腹周りを引き締める際に理解しておきたいポイントをいくつか紹介します。

まずは、お腹周りの皮下脂肪について。皮下脂肪は、皮膚と腹筋の間に蓄積される脂肪で、主な原因は食べ過ぎや運動不足です。対策としては、アルコール、糖質、間食などを極力抑え、週3〜回、30〜60分のウォーキングを行いましょう。走るよりも脂肪燃焼効果が高く、ジョギングに比べてケガのリスクも低いため続けやすい運動です。また、糖質の摂取量と頻度が多いと脂肪燃焼が妨げられ、皮下脂肪が落ちにくくなるため注意が必要です。糖質制限は体に良くないという情報もありますが、ここでいう「制限」とは「一切食べない」という意味ではなく、現在の摂取量を適切に減らすことを指します。

次に内臓脂肪について。内臓脂肪のすべてが悪いわけではありませんが、食生活の乱れ、不眠、ストレスの蓄積によって増えやすくなり、見た目だけでなく内臓への負担にもつながります。食生活については皮下脂肪対策で挙げた内容で問題ありませんが、揚げ物を頻繁に食べている場合は週1程度に抑え、野菜の摂取量を増やしましょう。睡眠は最低でも7時間を確保することが大切です。睡眠不足は免疫力や新陳代謝、食べ物の選択能力の低下にも影響します。寝る時間と起きる時間を決めて習慣化するよう心がけましょう。ストレス対策には、温かいシャワーを長めに浴びたり、ストレッチを取り入れたりするのがおすすめです。ストレッチをする際は、呼吸をゆっくりと行い、可能であればお風呂に10〜15分浸かるのも効果的です。

最後に、皮下脂肪と内臓脂肪の間にある腹筋について。腹筋は普段の生活ではあまり積極的に動かされない部位です。姿勢を正したり、歩いたり、物を持って運んだりする中で使われますが、筋トレを行うことでより効率良く刺激を与えることができます。筋肉への刺激と血行改善が促進されるため、お腹周りの脂肪燃焼も進みやすくなります。また、腹筋を鍛えることで腰痛の軽減にもつながります。毎日行う必要はなく、週に3、4回を目安に取り組みましょう。

今回は腹筋を鍛えるエクササイズを3つ紹介します。ポイントはしっかり腹筋を動かすこと、そして回数を多めに行うことです。血行促進を意識して、しっかりこなしていきましょう。

今月のトレーニング

STEP 1 タック&ツイスト 左右各20回を3セット

体幹エクササイズです。腕立て伏せの状態から右膝を左腕に、左膝を右腕に、交互に引き寄せます。腕立て伏せの姿勢が難しい場合はダイニングテーブルや壁などに手をついて行ってもOKです。

STEP 2 エア・レッグプレス30回を3セット

床に座り、手は体の横にバランスを補助するように床に置きます。この姿勢から上体と膝を伸ばします。腹筋の強さや柔軟性によって伸ばせる範囲が異なるため、無理に伸ばし切る必要はありません。体を伸ばしたら、上体と膝を近づけます。膝と上体が触れなくても問題ありません。最初はバランスを取るのが難しいかもしれませんが、ゆっくりと慣れていきましょう。

STEP 3 クロス・オーバー左右各20回を3セット

仰向けになり片膝を立てます。もう一方の脚を立てた膝に組み、腕は組んだ膝と逆側の手を頭の後ろに置きます(例:左脚を組んだ場合、右手が頭の後ろに)。この状態から右肘を左膝に向かって上体を捻りながら起こします。注意したいのは首や肘を捻るのではなく、腹筋で上体を捻ること。肘が膝につかなくても大丈夫です。片方を20回行ったら、脚と手を入れ替えて反対側も行いましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

写真クレジット:Kota Shimada

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

Mastering Body Institute

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☎571-235-8580、 lifecultivation@gmail.com
www.masteringbodyinstitute.com

島田耕太
シアトル地域レドモンドを拠点とするプライベート・トレーナー。インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、1998年より個人、グループ、企業に向けてフィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う。