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知っていると役に立つ保険の知識〜シアトルの知恵ノート

シアトルの知恵ノート

知っておくと暮らしが豊かになるヒントを、シアトルで活躍するさまざまな専門家の方に聞きます。

知っていると役に立つ保険の知識

が一のときに私たちを助けてくれる保険。事業主の方にとっては、ビジネスをするうえで欠かせないものです。これから事業を始める方、始めたい方も、頭に入れておいて損はありません。

起業時に必要となる保険は?

ビジネスを開始するとき、あるいは店舗やオフィスを借りるときに入る保険では、たとえば小規模事業用のパッケージの場合、以下の補償が含まれることが一般的です。

  • 一般損害賠償保険 General Liability
  • 事業用資産保険 Business Property
  • 逸失利益補償 Business Interruption

ただし、これらは必要最低限のため、事業内容に合わせてほかの保険の加入もぜひ検討してみましょう。現在のパッケージ内容を確認して、保険エージェントに相談してください。

事業主の方におすすめの保険は?

事業主を対象とした保険には、さまざまなプランがそろっています。以下はその例です。

  • 製造物/販売物損害賠償保険 Products / Complete Operation Liability Insurance

製造したものや販売したものが原因で、消費者や使用者がけがをしたり病気になったりした場合、または、物的損害が起こった場合の損害賠償補償です。

  • ビジネス自動車保険 Business Auto Insurance

会社名義の車両がある場合は加入が必須ですが、ない場合でも、事業主や従業員の車両を仕事に使用する場合や、業務のためにレンタカーを借りる場合に備えて、従業員借り上げ車/レンタカーに対する保険(Non Owned / Hired Auto)加入をおすすめします。

  • 採用/雇用/解雇に関しての損害賠償保険 Employment Practice Liability Insurance

従業員の採用や解雇、雇用時に、事業主の瑕疵(かし)や規則の違反等が原因で損害賠償が発生した場合の保険です。

  • 専門職損害賠償保険 Error And Omissions / Professional Liability Insurance

専門的なアドバイスやセラピーを提供する医師や技師などの医療従事者、法律や会計、税務の専門家、図面/測量などに携わる職業、その他専門職向けです。高度な専門知識と技能を要求され、社会的地位が保証されている半面、損害を与えた場合に法律上の賠償責任を負う可能性が高いため、特化したプランが用意されています。

  • 犯罪保険 Crime Insurance

従業員による会社資産の窃盗や破壊行為で生じた損害に対する保険です。

  • サイバー保険 Cyber Insuranc

長期間にわたるシステムダウン、サイバー攻撃による顧客の個人情報流出などに関わる損害や賠償に対する保険です。

自動車保険料を安くしたい!

事業者もそうでない人も、車社会のアメリカ生活で必須の自動車保険。ポイントを押さえると保険料が大きく変わります。節約につながるコツをご紹介します。

  • 違反をしない

スピード違反、一時停止や赤信号の無視、強引な車線変更などの道路交通法違反(Moving Violation)をしないことが基本。もちろん、酒気帯び運転は絶対にやってはならない行為です。違反すると保険料も上がり、3年間から5年間は悪影響を受けます。

  • 保険会社の提供する運転データ送信プログラムに参加

車の走行速度、ブレーキやアクセルの使い方などの運転データをチェックして「優良ドライバー」になると割引が適用される自動車保険のプログラムを活用しましょう。情報収集のために、小型機器を車に装着したり、スマートフォンに専用アプリをインストールしたりします。個人情報を保険会社へ送ることへの同意が必要です。

  • ティーンエージャー向けの割引を利用

アメリカの家庭では子どもが15、16歳になると、自動車の運転免許取得の話が出てきます。ドライバーを追加した場合、保険料は当然上がりますが、その額に驚く人もいるのではないでしょうか。保険会社によっては、学校の成績が一定以上(GPA3.0、上位20%など)で受けられる割引(Good Student Discount)があり、また、自動車教習所に通うことで5%から10%ほど保険料が割引になります。

  • 事故や損害時、保険を適用すべき?

事故や損害が発生したとき、保険を適用すべきか否かの判断には、加入している保険の自己負担額(Deductible)、過去の保険適用歴、損害額などを加味する必要があります。まずは保険エージェントに相談することをおすすめします。

諏訪 均■保険サービスを提供する傍ら、ワシントン州内の日本語を母国語とする事業主の方を対象に開催するワシントン州日米協会の無料ビジネス・ウェビナー・シリーズ 「スモール・ビジネス・エンパワーメント・アカデミー」のエキスパート講師も務める。

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