Tag: シニア生活
今を生ききれるか
退職して、日ごとに近づく「人生の終着駅」という厄介者をどうすれば有意義に対処できるかが、多くのシニアにとって共通の課題となる。退職前は一体、この自由をどう過ごせばいいのかずいぶん案じたものだ。今でこそ...
シニア・テレビっ子、日本社会に物申す
ふと気づけば日本に15年も帰っていない。今年こそはと思いつつ、年が暮れてしまう。今や日本との交流は実の兄弟とその家族、2〜3人の友人のみとなり、縁が薄くなったこともある。しかし私の心はいつだって日本に...
スノーバード
雨が多く寒いシアトルの冬はよく南方に行ってビタミンDの補給をしていたが、バンクーバーに移ってから新たな冬の過ごし方を発見した。今や我が第一趣味となったピックルボールをしに来る多くのシニアが「ス...
心配と失敗との関係?
シアトルに住んでいた時、よくベルビューのゆきこさんのところにマッサージに通って疲れを癒していた。彼女に健康上の不安を訴えると、「武田さん、心配しすぎよ」とよくたしなめられたものだった。今でこそ自由気ま...
愛猫フジの九生
17 年半前、シアトルの旧友スティーブとコロンビア川沿いをドライブしていた時に、ふとペットショップに立ち寄った。10匹ほどの子猫がいるオリに近づくと、シマ模様の一匹が私に駆け寄ってくる。数年前に愛猫が...
東海岸ダンス・クルーズ
今や我がシニア・ライフの良きサイドキックとなったジェームズは社交ダンス歴10年。以前のクルーズでコンテストに優勝したこともあってまた行きたいと言っていた。ミチコさんのすすめで2年前から習っている筆者も...
TVジャパン
退職してバンクーバーに移ってから初めて「TVジャパン」を購入した。それまで日本のドラマは、役者の演技がわざとらしい、ニュースは話し口調も内容も固くてつまらない、と決めつけていたのだが、耳が遠くなり、は...
カルガリーでカウボーイ文化を見た
7月半ばアルバータ州カルガリーを訪れたら、スタンピードの真っ最中。10日間の開催期間中にカルガリーの人口100万人を超える入場者を誇る「地上最大のアウトドアショー」だ。カウボーイたちが自慢の腕を競い合...
オカナガン川沿いの旅2
谷間にひっそりとたたずみ、しばしの安らぎを与えてくれたBC州オソヨーズからワシントン州に向けて、いざ南へ。途中で買った大粒チェリーが、今年は豊作なのか安くて甘い。1時間半でウインスロップ。ここはウエス...
オカナガン川沿いの旅
BC州中南部にあるオソヨーズ市のウォーターマーク・ビーチ・リゾートホテル(Watermark Beach Resort Hotel)の割引オファーが手に入ったので、シーズン直前の6月中旬に2 泊を予約...
カナダ発祥の地でロブスター三昧
カナダに移住して2年。この国をもっと見て周りたいと思っていたら友人のジェームズが、5月末は東海岸でロブスター祭をやっていると言う。即決断して、2人でカナダの発祥地ともいえる大西洋岸に1週間の旅行に出か...
シニア in ニューヨーク
1年かかった永住カードの更新がやっと終わったのを記念に、10年ぶりにニューヨークを訪れた。往きの飛行は5時間半。年齢がかさむのとエコノミー席が増々狭くなるのとで長い飛行がきつい。5時間半でこれなら日本...
七転び八起き?
中年過ぎてもせっせとハイキングやスキーにでかけて平気だったせいか、年老いても同じ力が維持できるものと過信していたようだ。ところが1カ月くらい前から、左足全体がしびれて痛くて歩けない程になってしまった。...
カナダで一番早く春を迎えるバンクーバー
バンクーバーは、北米大陸の北部に位置しているにもかかわらず、黒潮につながる北太平洋海流やバンクーバー島の山脈に守られて1年中温暖で安定した気候が楽しめる半面、通常雨量はシアトルよりも多く、一年の161...
ボールルーム・ダンシング
「スロー、スロー、クイック、クイック」。今習っているのは「フォックストロット」。ミチコさんの誘いで1年前に始めた社交ダンスに通っている。誘 いに乗った理由は、姿勢の矯正と、エクササイズ、ボケ防止効果を...
時間のゆとりは 心のゆとり
退職してカナダに移住してから2年経った。シアトルで働いていた40年間は雇用期間が長くなるにつれ仕事の責任範囲が広がり、特にコンピューターが普及するようになってからは日増しに忙しくなった。今思えば「次...
カナダ連邦議会選挙
10月19日、カナダ連邦下院議員を選出するため第42回総選挙が実施され、70年代前後にカナダの再構築に大きく貢献した故ピエール・トルドー元首相の息子、ジャスティン・トルドー氏率いる自由党が与党の保守党...
バンクーバーで朝鮮文化と遭遇
先月号に登場した韓国系移民のジェームズのおかげでキムチにはまっている。バンクーバーの韓国系食料品店「Hマート」やジェームズ行きつけの料理店のキムチは本格的だし、彼自身もうまいのを作る。夜食でさえお茶...
新しい友人
「遠くの親戚より近くの他人」とはよく言ったもので、65の齢で新しい国に移住するはめになった一人暮らしの自分には、信頼できる友人関係を築くこ とが最重要必須項目と考えたが、この年で心の通う友だちができる...
シニアにも負けず
夏の終わりに降り出した待望の雨を見ながら我が身を思いつつ詩を作ってみた。宮沢賢治さん、ごめんなさい。 「シニアにも負けず」雨の時は外出せず 風の時も外出せず 雪にも夏の暑さにも弱いが わりと丈夫なから...
シニアがなんだ!カナダで再出発 バンクーバーの家族・カップル向けハイキングコース
バンクーバーはシアトルとは一味違った水の都で、特にダウンタウンは三方が海に囲まれた半島になっている。その西半分はスタンレーパーク(Stanley Park)で占められ、中間地点には庶民的なエスニック・...
バンクーバーでハイキング再開
シアトル在住時の一時期、ハイキングを趣味としていた。ピーク時には週末のみならず平日5時に仕事を終えてからも、片道4マイルのマウント・サイ(Mt. Si)を1時間35分で登り、懐中電灯をともして下山...
シニアの自覚?
若い頃は「60歳になったらもう立派な老人」と思い込んでいたが、いざ60歳になって友人たちに還暦祝いをしてもらった時は、照れくさいだけで一向に老人になったという自覚は湧かなかった。だが振り返ってみると、...
バンクーバーの桜祭り
バンクーバーの街中には桜が4万本以上も植っているそうで、言われてみると我が住居の周りの街路樹もほとんどが桜。花見の名所も多く、スタンレーパークやクイーンエリザベスパークなどはピクニックにも最適だ。 ...
コミュニティー・センターの役割
カナダでのリタイアメントライフで幅を利かせているのが、サークル活動やスポーツ、レクリエーションなどが随時行われているコミュニティー・センター(以下、CC)の存在。勤めていた頃は、シアトルにも同じ施設が...
シニアの一人暮らし
今日本では一人暮らしのシニアが増えてきていると日本のテレビで言っていた。喫茶店や、観光ツアー、宿屋もシングルの客に合わせた商品が増えているそうだ。 バンクーバーにも一人暮らしのシニアは多い。特に...
ワーキング・ホリデー
バンクーバーのダウンタウンで、コーヒーショップ、レストラン、小売店などに行くと、しばしば日本人らしい若者がカウンターの後ろに立っている。「こんにちは」と話しかけると、笑顔とともにちゃんとした日本語が返...
受け身型人間の落ち着くところ
私は受け身型人間といおうか、人の言葉によく左右される。これは、個人を受け身型にしてしまう日本社会にも一因があるだろう。しかし振り返ってみると、自分の人生はこれまでその受け身型で結構うまくやってこられた...
バンクーバーの日系団体で安心を発見
バンクーバーに移住した直後、地元の人たちと交流するには気心の知れた日本人、日系人のコミュニティーに顔を出すのが 手っ取り早いと考えてネット検索をする と、バーナビーにある「日系プレース」と、バンクーバ...
シニアがなんだーカナダで再出発(その11) BC州で医療体験
カナダの公営医療保険の普及度や掛け金の安さについては、以前から聞いてはいた。米国は最近ようやくユニバーサルヘルスケアを採用したが、カナダは1984年から全国的にメディケア・システムを基本としたヘルスケ...