Home アメリカ生活 イーストサイド市況編 ~ ...

イーストサイド市況編 ~ シアトル不動産情報2021年版

イーストサイド市況について、

The Cascade Teamの杉内ユリさんに聞く

イーストサイドでねらい目の物件を教えて!

イーストサイドでこの1年に売却された家の中央値は88万ドルほどです。このうちコンドミニアムが2,900件、戸建ては7,300件。家の広さで区分すると1,500平方フィートまでは約2,800件、1,500〜2,000平方フィートでは約1,500件、2,000〜2,500平方フィートでは約1,400件、2,500平方フィートを超えると約3,200件となっています。

そこまで広さのない初めの3区分では特に成約数に変化が見られないのに対し、2,500平方フィート以上の物件は1年で8.1%増となっています。これは、大型物件を所有するベビーブーマーが退職を機に家を売って田舎に引っ越し、代わりにIT関係などの高所得者がそのような家を購入して住むようになっていることが考えられます。

一方、新築に限ると、1,500平方フィートに満たない物件の成約数が前年の約140%上昇と高い伸びを示しており、平均収入の家庭が主な購入者であると推測されます。住宅価格が高騰する現在は、家の広さよりも、住みやすいフロアプランの家を賢く選んでいくことが成功のポイントとなりそうです。

2021年、イーストサイドで人気のエリアや穴場は?

イーストサイドはもともと、人気の学区や住みやすい環境などの理由で需要があります。近年は物件の価格高騰により、平均収入の家庭には購入がますます難しくなっています。

2 Bed Room

3 Bed Room

中央値

(単位$1,000)

年間上昇率

(%)

中央値

(単位$1,000)

年間上昇率

(%)

イーストサイド

460

6.5

777

11.8

ボセル

461

11.4

608

11.8

カークランド

680

-1.0

800

12.7

レドモンド

745

6.6

880

10.0

ベルビュー

620

10.7

900

8.6

サマミッシュ

480

-2.9

817

9.0

イサクア

439

2.8

770

13.4

スノコルミー

455

1.2

685

10.8

マーサーアイランド

591

2.3

1,250

11.1

レントン

325

8.3

505

12.6

資料元:NWMLS統計 ※中央値は2021年1月までの12カ月平均

このような状況で初めてのマイホーム購入におすすめのエリアは、ボセルレントン。ボセルの2ベッドルーム物件価格の中央値は46.1万ドルで年間上昇率は11.4%、レントンの2ベッドルーム物件価格の中央値は32.5万ドルで年間上昇率は8.3%と、比較的手頃です。子育て世代で3ベッドルーム物件を希望する場合でも、ボセルなら中央値60.8万ドル、年間上昇率11.8%、レントンも中央値50.5万ドル、年間上昇率12.6%で、イーストサイドの中では好条件と言えるでしょう。

穴場としては、近年良い学区が整いつつあり、新しめの物件が多く、素晴らしい眺めが望めるスノコルミーが挙げられます。3ベッドルーム物件価格の中央値が68.5万ドル、年間上昇率10.8%となっています。

杉内ユリさん
東京都出身、国際基督教大学卒、イーストサイド在住16年。日本人ならではのきめ細かいサービスを低料金にて提供。交渉力に自信。大切な家の購入・売却を、契約成立まで心を込めてお手伝い。「バイヤーズ・ボーナス」についても問い合わせを。毎日午前9時から午後5時まで営業。時間外も電話にて相談を受け付ける。

■The Cascade Team (Yuri Sugiuchi)
☎425-761-3847
yuri@thecascadeteam.com
www.thecascadeteam.com


「私らしい暮らし」を応援!不動産Q&A